多言語化現象研究会



声明

ウクライナに対するロシアの軍事侵攻を断固非難する

2022年3月4日

私たちは,ロシア連邦によるウクライナへの軍事侵攻に対して,最大限の強さで非難し,ロシア政府に対して即時の,無条件の攻撃中止と侵入地点からの撤退を求めます。

現代は、ことばで何かを伝えようとしても,悪意のもとでしか解釈されないような時代になってしまいました。それでも,「ことば」にかかわることがらを研究する側として,明確に主張します。「ペンは剣より強い」のだ、と。

ことばの共通性や違いは,さまざまな紛争に利用されてきました。そのことに対する痛烈な反省からも,国際社会は言語や文化に関わる問題を暴力で解決しない仕組みを生み出してきました。今回のロシアによるウクライナ軍事侵攻はそのような流れをふみにじるものです。

今回の軍事侵攻で亡くなられた方に深い追悼の意を,そして,軍事侵攻に批判・非難の声をあげる全ての人との連帯を表明します。またロシアの人々に対する誹謗・中傷にも断固として反対します。

すべての問題は対話・平和的手段によって解決されるべきです。

多言語社会研究会・多言語化現象研究会・ことばと社会編集委員会 各有志

多言語での声明(Multilingual Version)

次回研究会のお知らせ

第79回多言語化現象研究会開催のおしらせ
下記の要領で第79回研究会を開催いたします。ふるってご参加ください。 参加方法は末尾をご参照ください。

日時:2022年6月26日(日) 14:00~17:00
場所:Zoomによる開催

報告1 14:00~15:20
タイトル:多様なルーツをもつ子どもたちの「今」を考える
報告者:佐々木マリアナ春美(放課後教室「マリアナ教室」運営)
要旨:現在、滋賀県近江八幡市で小さな放課後教室「マリアナ教室」を開催している。そこでは、放課後に多様なルーツの子どもたちが集まり宿題や勉強をしながら交流をしている。今回の報告では、2人の事例から子どもたちの置かれている状況やアイデンティティの変化について考えたい。この2人の子どもは日本語を話し、自己のルーツを日常では公表せずに生活しているが、この教室に通うことで変化がみられるようになった。 子どもたちの変化をこの報告で共有するとともに、今後の言語教育について考えていければと考えている。

報告2 15:40~17:00
タイトル:宮崎における日本語教育と多文化共生について――海外で「外国語としての日本語」教育に従事してきた教員がみる日本の「日本語教育」「多文化共生」の行方
報告者:松永稔也(宮崎大学多言語多文化教育研究センター)
要旨:全国的に見ても在住外国人が少なかった宮崎だが、2019年には外国人人口増加率で全国一位と大きな伸びをみせている。こうした状況に伴い宮崎県下の日本語教育・多文化共生への意識も徐々に高まってきている。本発表では,1.宮崎における日本語教育及び多文化共生について施策と各所での取り組みの背景と現状を紹介し、今後の課題について検討するとともに、2.地方における日本語教育・多文化共生教育の拡充が社会にどのような意味を持つのか、その帰結について考えてみたい。本発表は重厚なデータ・緻密な論に支えられた研究成果の開示ではなく、発表者が宮崎で第二言語としての日本語教育に関わる中で感じている「日本語教育の成果が社会にもたらす諸影響」への疑問・葛藤について話題提供する、という色合いが濃い。本発表を機に、対象となる言語(文化)は違えども「言語教育に関わる」研究会参加者が日頃感じている思いを提示し合える場になればと考えている。

備考:参加無料(どなたでもご参加いただけます)

申込み:前日までに以下のURLにアクセスし、名前、メールアドレス、所属などを記入し、事前登録をお願いします。お問い合わせは下記事務局までお願いいたします。

https://zoom.us/meeting/register/tJwvduCgpjouGdC2lI1LW0SevNCAkUkMykoY

登録者には当日参加用のリンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了します。当日に参加用リンクからご参加ください。資料は当日配布します。

主催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp 


過去の研究会の活動
第1-40回 第41回-60回  第61回以降

研究会の趣旨 研究会の組織・運営、連絡先 関連研究会リンク


 関連・新着図書

 
「今そこにある多言語なニッポン」くろしお出版 2020年)
「事典 日本の多言語社会」岩波書店 2005年)
まちかど多言語表示調査報告書(2006年)
ことばと社会 11号 特集:移民と言語①」(三元社 2008年)
「日の言語景観」(三元社 2009年)
ことばと社会 12号 特集:移民と言語②」(三元社 2010年)
「多言語社会日本ーその現状と課題」(三元社 2013年)
(「教師用手引き」三元社HPで公開しました)

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